ゴーストライト

俺は、カズサと呼ばれる少女とに、取り残された。
「ソファではなしませんか?」
緩やかな物腰の少女だった。いや、多分そうではないんだろう。
おれが初対面、そして年上だからそれ相応の接し方、というやつだ。
「う、うん」
俺は彼女に従った。

ボブのストレートの髪は美しい黒で
却ってエキゾチックだった。
「初めてですか?」
すずを転がすような、声とでもいったらいいのか。
「ああ、エマに連れられてね」
「エマとどういう関係ですか?」
俺は少し考える。援交のことはだまっておこう。
「なんだろ、友達かな?」
ウソではないが本当とはいいにくい答えだ。


「ふぅん、そうなんですか。
 それより、ここが何をする場所か知っていますか?」
大きな黒い瞳と金色の大きなループのピアスがゆっくり揺れる。
「え?合コンなんじゃ・・・」
「あは、お気の毒」
フッとクラシックが止まって証明が暗転した。


「セックスですよ。
 それも乱交パーティーて、やつですか」
と、カズサは俺をソファに押し倒してきた。
「ちょ、ちょとまてって」
「性の快楽を共有しあう事が目的なんですよ。
 参加者は世間で名門私立とよばれる生徒達。まぁ、たまに
 大学生やOBの方もいらっしゃいますけど。
 私達には関係のない事ですから」
そういって俺の服をまくりあげる。


俺の乳首に舌をはわしてきた。
「やめろって」
「いいじやないですか?
 もし外の世界であってもそれはそれ。
 この場、ただ一瞬だけの出来事です」
そういって俺にキスして来た。
「んッ・・・む・・」
俺は拒否した、しようとした。


「ほら、こんなに大きくなってる」
自分が勃起していたことに気付かなかった。
カズサはスリットの大きく入ったチャイナティストのスカートを
まくりあげた。
下には下着はつけられていなかった。
白いほそい太ももが見える。

俺の勃起したペニスを撫でる細い指。
赤に染めた爪。
「ゴムはつけるわね。ここのルールよ。」
手早くゴムを付ける。
彼女は俺に跨がった。

「うわっ。。。くうっ」
「あああんっ、大きいのぉぉっっ」
大袈裟なまでに、声をだし、そして
自らむき出しにした乳房を手で揉む。
俺のした事といえば、なんだろう。
なぜなら、ほとんどカズサ一人でやった。
愛撫すらするまえに、挿入されていた。
「イイッッ、いいよぉっ。イクぅっ」
たしかに締め付けもいい、
でも、俺はますます空虚になった。

ふと、
「なぁ、エマもどこかで・・・」
と俺は漏らした。
「ええ、そうよ。エマも、、、どこかで
 似たような・・・・」
俺の中を冷たい霧が包み込んだ。
興奮が、熱が、、、不思議とおさまるのを感じた。
それはふしぎな感覚だった。

「あら?」
すっと、カズサが身体を引き抜く。
「あ。」
俺のペニスは萎えていた。
あんなに勃起していたのにエマのコトを考えた瞬間
さざ波のように萎えていった。
「・・・ごめん。」


「相性、よくなかったのかな?エマ、あっちに行ったよ。
 いってあげれば」
「うん。ゴメン。みてきていいか?」
彼女は頷いた。

俺はフロアを見渡した。フロアのまん中。
エマは男子高校生に口説かれていた。それも二人の。
「ねー、しちゃおうよ。
 初めてじゃないんでしょ?」
「こんなトコくるなんて、好きなんでしょ?」
となにやらいわれている。
エマは伏し目がちに
「え〜、どっちと?」という。
「もちろん三人で、だよ」
「乱交のファックは嫌」とエマがけだるそうに
煙草の煙りを吐き出す。
エマの喫煙姿を初めてみた。

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